第24回関東甲信地区中学校英語教育研究協議会 埼玉大会
1.期日 平成12年2月9日(水)
2.会場 春日部市立春日部中学校
3.日程 下記の通り
公開授業1. 2年5組 竹田先生
指導案1.
授業の最初でAETとJTEがぬいぐるみを生徒にCatchさせて簡単な英語の質問に全員が答えるシーン![]() |
リズムに合わせてAETが比較級・最上級を生徒に発音させているシーン![]() |
Step1-Step3へと徐々に基本練習からコミュニケーション活動へと移行する、ここではStep2としてCS
(Communicative Strategies)を使って会話を続ける"練習"が行われている![]() |
公開授業2. 2年6組 栗原先生
指導案
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授業参観者(先生方)に生徒が"好きなマンガ本"についてInterview-game形式で英語で質問し、それをグループで日本語でまとめて、黒板に貼って提示しているシーン
その後AETとJTEのマンガ本についての対話を聞いてTF形式でのListening |
【平田先生・野口先生の授業へのコメント及び講義】
・ 今日の授業には「場面」が感じられなかった
・ 練習が内容に基づいていなかった
・ 今日の生徒の現状ではまだまだパターンプラクティスが必要な段階であり、実践的コミュニケーションはとても難しい
・ なぜInterview形式でアンケーこトをとったのか-----目的がはっきりしない=「実際の場面に適合しない」
・ 「発話するMotivation」が一切感じられない、One-Question=One-Answerの単なるパターンプラクティス以下の練習に過ぎない
・ Which do you like better, ......or ......? の練習をしたが、その「場面」は何だったのか?
・ すぐにコミュニケーション活動に入らずに、基本練習からの手順を踏んでいるのは良かった
・ 英語で質問しなければならないような状況設定が大切 --- そのためには、「教師のねらい」「生徒の興味関心をそそるもの」「グループ・ペアへの助言」が必要である
・ コミュニケーションを考えるに、コミュニケーションを続けていく中で会話の次にくるものは原則的に"Unpredictable"な内容なのである------だからこそ、Creativeな活動なのである
・ 今日の授業もそうだが、生徒の授業での活動のほとんどがPracticeである、しかし、そのPracticeの積み重ねも大切でそれが"Unpredictable"で"Creative"なものへつながる
・ パターンプラクティスに慣れているから、パターンをはずすとパニックになる、今日の授業で生徒が"When is your birthday ?"と聞いてきたので私が「どうしてそんなことを聞くのか?」と英語で言うと、生徒は一気にパニックになってその後の英語が出てこなくなった、普通誕生日の日付を答えるのだろうが、実際のコミュニケーションにおいては「誕生日を聞いてプレゼントでももらえるのだろうか」などと詮索してしまい、すぐには日付を言わないものなのである
・ コミュニケーションがつながらなかったときにどうするかというのがキーであり、それは「変化への対応」ということである